私自身、幼少期から自然の中で心と身体がほどけていく体験を何度も重ねてきました。大人になった今もその感覚は変わらず、感性の柔らかな子供たちにとって、自然は本来もっとも身近で、学びの宝庫であると感じています。
Uターンを機に故郷へ戻り、祖母と共にたけのこ掘りで竹林に入った際、荒れた放置竹林の現状を目の当たりにしました。しかし、空を見上げると光が差し込み、この場所は人の手が入ることで、人にとって豊かな体験の場になるという確信が生まれました。
そこで私は、この竹林を「人が集い、体験できる場としてひらく」と決め、自ら竹林に手を入れ、切り拓いていくことを選びました。その行動の延長線上に、体験イベントの開催があります。「すでにあるもの」に目を向け、一歩行動を起こしたことで、開かれた竹林は、公園よりも極めて自然に近い環境となりました。
その場では子供たちが遊び、失敗し、工夫しながら、自らの感覚を頼りに世界と関わっています。また、その場に関わる大人も癒しと活力を得て日常へ戻っていきます。
私はこの活動を通して、子供と大人が「自分は自然の一部として生きている」という実感を得られる場をつくりたいと考えています。その積み重ねが、自己肯定感や他者への思いやりを育み、地域や自然を大切にする心へとつながっていくと信じています。
管理人 村松